1989年11月15日発行 通巻第2号
医療過誤 鑑定書集 第2集 収載事例一覧
1
交通事故の際の大腿骨々折の手術後、骨髄炎に罹患し、治療に5年かかった事例
2
大腿骨頸部骨折を見のがしていたため偽関節となり、後に人工骨頭置換の手術を受けるも疼痛等の後遺症が残った事例
3
右大腿骨頸部骨折の治療が不完全であったため右下肢短縮等の後遺症が残った事例
4
交通事故にあい「外傷」と診断され退院したが、右足の距骨が骨折していて後遺症が残った事例
5
交通事故により両下腿を複雑骨折した患者が、ガス壊疽となり右大腿部を切断した事例
6
脊髄造影剤のマイオジール注入後頭痛等を後遺した事例
7
交通事故による大腿骨骨折後、足の短縮等の後遺障害を生じた事例
8
交通事故による大腿骨開放骨折の手術後、骨髄炎に罹患した事例
9
3才の男児の化膿性髄膜炎をみのがし、知能程度の劣る後遺症を残した事例
10
麻疹に罹患した3才児が麻疹脳炎を発症し両下肢麻痺の後遺症を残した事例
11
麻疹肺炎で入院した生後1年余の男児が5日後に急死した事例
12
分娩直後から多量の出血があり死亡した事例
13
重症悪阻の入院患者が医師不在中に病状悪化し、転医後甲状腺クリーゼと肺炎で死亡した事例
14
胎盤機能不全のある妊婦に陣痛促進剤が投与され児が白色仮死で生まれ脳性小児麻痺となった事例
15
フグを食べてフグ中毒となり、適切な処置がなされないまま死亡した事例
16
肺浸潤の治療のためストマイ等を投薬された後に出血傾向出現し、特発性血小板減少性紫斑病による脳内出血で死亡した事例
17
ステロイド長期投与をうけていた喘息患者が投薬ミスから呼吸困難で死亡した事例
18
脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血発作を急性胃腸炎と誤診し、脳外科への転医をすすめず患者が後に死亡した事例
19
腰椎麻酔により虫垂切除手術をされた12才の男子が術直後ショック状態に陥り、重篤な障害を負った事例
20
7才の男子が腰椎麻酔下で虫垂切除術中、ショック状態となり低酸素症による後遺症を負った事例
21
虫垂の「位置異常」のため手術を一旦中断し、翌日再手術したが腹膜炎から死亡した事例
22
虫垂炎の手術中ショック状態となり、低酸素症による脳性麻痺となった事例
23
腹痛を主訴として通院していた患者が胃穿孔による汎発性腹膜炎で死亡した事例
24
階段から転落して入院した患者の腹腔内出血に対し適切な処置がなされず死亡した事例
25
胆石症の手術後腹膜炎で死亡した事例
26
総胆管結石の手術後、急性腎不全、消化管出血、高度黄疸、腹膜炎で死亡した事例