2004年8月1日発行 通巻197号
ドクターインタビュー
脊椎脊髄病の専門医養成に取り組む
群馬脊椎脊髄病センター長
清水 敬親(しみず たかちか)さん
清水先生は、脊椎脊髄専門医として日々多数の手術を実施される一方、あるべき医師とパラメディカルの関係、インフォームドコンセントのあり方に論及し実践なさっています。患者側弁護士も先生からは率直な助言をいただいております。
ききて 樋口 和彦弁護士(群馬)
弁護士リレーエッセイ
埼玉医療問題弁護団20周年記念講演会
佐藤 倫子 弁護士(埼玉)
判決速報 その1
漢方薬による腎障害被害の製造物責任判決
杉浦 英樹弁護士(名古屋)
判決速報 その2
救急指定病院における杜撰な診療体制により入院患者が死亡した事例
枝川 哲弁護士(徳島)
症例報告 その1
助産師が入院中の産婦の高血圧・頭痛に対する経過観察を怠って医師への連絡を遅滞し、子癇発生後に初めて医師の診察を受けて娩出された児に重篤な後遺症が残った事案
加藤 良夫・増田 聖子弁護士(名古屋)
症例報告 その2
前期破水の産婦にメトロイリーゼを頚管未成熟のまま過量注入し、臍帯脱出を招き、分娩監視も怠ったことによって、児が低酸素性脳症を経て死亡した事案
池田 伸之・増田 聖子弁護士(名古屋)
症例報告 その3
髄膜炎の疑いがある患者に対し、問診・触診を行わずに悪化させ、重度の障害を残すことになった事例
青山 雅幸弁護士(静岡県)
症例報告 その4
経皮的レーザー椎間板減圧術(PLDD)施行後に腰痛が悪化した事例
堀 康司弁護士(名古屋)
症例報告 その5
白内障手術後、眼内炎に罹患し失明した事例
川合 晋太郎弁護士(東京)
広場 提訴情報2件
増田 祥・門間 久美子弁護士(仙台)
増田 祥・小幡 佳緒里弁護士(仙台)
書評
石川 寛俊 著 『医療と裁判-弁護士として、同伴者として』 ■追いかける者へのエールと叱咤と道しるべ
堀 康司弁護士(名古屋)
嘱託日誌
手術症例数情報の公開-平成16年度社会保険診療報酬等の改定-
園田 理弁護士(名古屋)