2006年5月27日開催
2006年 総会記念シンポジウム報告書 目次
はじめに
Ⅰ 報 告
医療事故の届出義務と医療事故防止――医師法21条の問題点と法改正への提言――
早稲田大学大学院法務研究科教授 甲斐克則
1 はじめに――問題の所在
2 医療事故の届出の諸提言
3 医療事故の届出義務と医療事故防止の具体策
4 おわりに
我が国の医療安全対策について
厚生労働省医政局総務課 医療安全推進室長 田原克志
1 医療安全に係るこれまでの取り組み
2 医療法改正法案の概要
3 診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業
我が国における医療事故調査体制の現在
東京大学大学院法学政治学研究科 21世紀COEプログラム特任研究院 畑中綾子
1 はじめに
2 我が国の死因決定のプロセス
3 これまでの医療事故調査体制
4 海外の死因究明制度――英米圏との比較
5 モデル事業への課題と期待
Ⅱ パネルディスカッション
1 遺族への情報開示について
2 「予期しない死亡」とは
3 英国コロナー制度におけるインクエストについて
4 評価結果報告書の公表について
5 評価結果報告書の刑事・民事での取り扱い
6 院内事故調査委員会の事例から
7 モデル事業の展望
8 法律家が参加することの意味
9 メディカルイグザミナー制度について
10 被害者救済のための第三者機関の実現の可能性