センターニュース2007年5月号

2007年5月1日発行 通巻230号

ドクターインタビュー

社会人から医師となって~医学教育の現状

名古屋市立城西病院 内科

伊藤 才知衣(いとう さちえ)さん

 

伊藤さんは、以前、医療事故情報センターのカルテ翻訳の仕事をしてくださっていました。判読できない文字は前後の関係から調べて翻訳の完成度を高めるなど、非常に責任感が強く、まじめな仕事ぶりに感心していました。このたび久しぶりにお会いし、医師としての活躍の状況等についてお話をうかがうことができ、とてもうれしく思いました。

ききて 加藤 良夫(愛知県弁護士会)

判決速報

胸部打撲等の傷害を負った交通事故被害者が受傷4日後に黒色便失禁等の症状を呈し翌日死亡した件につき、医師に上部消化管内視鏡検査を実施しなかった過失を認めた事例

園田 理・寺澤 佐千夫(愛知県弁護士会)

症例報告 その1

胸部レントゲン写真上の巨大な腹腔内遊離ガス像を見落として帰宅を指示し、穿孔性腹膜炎によって死亡させた例

加藤 良夫・増田 聖子(愛知県弁護士会)

症例報告 その2

背部の悪性黒色腫(メラノーマ)を見落とされて死亡した事例

久志本 修一・堀 康司(愛知県弁護士会)

症例報告 その3

腰椎椎間板ヘルニアに対する手術が遅れたため後遺症が残った症例

増田 聖子・水野 功(愛知県弁護士会)

寄稿

看護記録と裁判

稲垣 克巳

嘱託日誌

学会が示した産科医療の将来象

堀 康司(愛知県弁護士会)