第10回 弁護士のための医療過誤訴訟法講座「患者側弁護士に求められる「弁護水準」~相談から訴訟提起までを中心に~」

2007年6月23日開催 価格1500円(消費税別途)

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第10回 弁護士のための医療過誤訴訟法講座 講義録 目次

患者側弁護士に求められる「弁護水準」~相談から訴訟提起までを中心に~

弁護士 安東 宏三

第1 はじめに~「弁護過誤の時代」

1 示唆的な事実

2 患者側弁護士の「弁護水準」

第2 医療事故と医療過誤被害者を巡る背景~構造的理解(1)

1 医療事故被害者の追い詰められた立場と心情

2 患者側代理人の役割

3 通常の「弁護士-依頼者」関係との違い

4 被害者・被害者団体・市民グループの成長と情報流通

第3 医療訴訟を巡る現在の状況~構造的理解(2)

1 司法改革の時代

2 医療訴訟改革の二つの流れ

3 α型の取り組み(専門的職能集団)

4 β型の取り組み(トライアル型審理方式)

5 我々はどう考えるべきか

第4 相談と調査に関する基本的スキル

1 相談

2 診療記録の入手

3 死亡原因の解明

4 診療記録の分析と検討

5 医学文献の調査

6 判例調査

7 協力医との協力関係の構築

8 求説明交渉

第5 個別事案に即した解決方針の立案

1 方針の決定

2 手続選択

3 特に、薬剤の副作用が疑われる場合

第5-2 事案の条件に即した解決プラン(訴訟プラン)~担当事案から

1 「特別な獲得目標」がある事案

2 立証上の強みがある事案

3 立証上の弱点がある事案

4 作為型(医原病型)と不作為型(疾病悪化型)

第6 訴訟提起の準備

1 訴訟提起方針の場合の準備の一般論

2 訴状の作成~裁判官にわかりやすい訴状を

3 訴訟のイニシアチブを握り続けるために

第7 まとめに代えて

質疑応答