2008年3月1日発行 通巻240号
ドクターインタビュー
診療関連死モデル事業~愛知の現状
愛知医科大学病理学講座教授
池田 洋(いけだ ひろし)さん
病理医として、モデル事業の愛知県地方代表としてご活躍中の池田洋先生に、病理解剖の意義や診療関連死の死因究明制度のあり方などについてお話しを伺いました。
ききて 増田 聖子(愛知県弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
各地活動紹介編vol.22 松戸医療事故フォーラム~設立10周年を迎え、次のステップへ
田中 淳哉(千葉県弁護士会)
判決速報
胸部大動脈瘤の治療のため、胸部ステントグラフト内挿術を受けた患者が、左外腸骨動脈の破損により出血性ショックを起こし、敗血症等により死亡した場合、担当医師に手技上の過失があったとして、病院側の不法行為責任を認めた事例
北口 雅章・小島 亮一(愛知県弁護士会)
症例報告
鼠径ヘルニア嵌頓に対する開腹術が遅れ、腸管壊死による高カリウム血症で児が死亡した事案
堀 康司(愛知県弁護士会)
症例報告・短信
その1 IUGR(後期発症型)の胎児が低酸素状態で出生し、重度脳性麻痺が残ったことにつき帝王切開判断・実施の遅滞が認定された事例
その2 急性喉頭蓋炎を見落とし、転送義務懈怠により、呼吸不全により死亡させた事例
その3 左鼠径ヘルニア手術中の精巣動静脈結紮切離による陰嚢血腫・左精巣萎縮、腰椎麻酔薬の神経毒性によって馬尾症候群を発症させた事例
医療問題弁護団(東京)
寄 稿
裁判所へ提出した陳述書
稲垣 克巳
嘱託日誌
産科医療無過失補償制度の骨格まとまる-準備委員会報告書の概要-
園田 理(愛知県弁護士会)