2008年6月1日発行 通巻243号
ドクターインタビュー
実践的な臨床倫理教育
熊本大学大学院医学薬学研究部 生命倫理学分野教授
浅井 篤(あさい あつし)さん
浅井先生は、熊本大学医学部の生命倫理学の教授で、2006年8月「終末医療助言チーム」の立ち上げの責任者です。
医療倫理コンサルテーションの実施内容や実績を踏まえ、患者の最善の利益とはなにか、また、生命倫理学の今日的位置づけについてお聞きしてきました。
ききて 田尻 和子(熊本県弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
各地活動紹介編vol.24 広島医療問題研究会~広島医療問題研究会について
野田 隆史(広島弁護士会)
判決速報
左下肢の表在静脈の血栓性静脈炎の患者に必要性のない下大静脈フィルター植込術を施行した事例
藤倉 眞(群馬弁護士会)
症例報告 その1
人間ドック(胃ガン検診)における胃部のXP診断について、継続的に胃ガンの見落としがなされていたケース
荒木 和男 ・ 永井 義人 ・ 荒井 里佳(東京弁護士会)
症例報告 その2
初産で骨盤位、臍帯巻絡2回があり経膣分娩誘発中に早剥が起き、緊急帝王切開が遅れて脳性麻痺となった事案
久保 和彦(香川県弁護士会)
症例報告 ・ 短信
その1 ヘルペス脳炎の診断が遅れて後遺症を残す
その2 緑内障既往の患者の手術に硫酸アトロピンを使用して一眼失明
その3 4階病棟より転落し胸部損傷したが血気胸を見落とし死亡させた
その4 子宮全開大後不適切な分娩介助により重度胎児仮死、新生児仮死を生じ死亡させた
九州・山口医療問題研究会(福岡)
嘱託日誌
診療関連死因調査~届出範囲と調査チーム構成が焦点か
堀 康司(愛知県弁護士会)