2008年9月1日発行 通巻246号
ドクターインタビュー
無差別・平等の医療を理念として~特色ある中小病院の果たす役割
くわみず病院 院長
大石 史弘(おおいし ふみひろ)さん
大石先生は、38歳という若さで、くわみず病院の院長になられ、強い信念と気さくな人柄は病院のシンボルで、率直な意見は、地域の医療においては勿論、私たちの活動にも頼りになる存在です。
ききて 田尻 和子(熊本県弁護士会)
症例報告 その1
先天性心疾患ファロー四徴症の2歳8ヶ月女児が根治手術前の採血後無酸素性発作で死亡したことについて医療機関の過失が認められた事例
真早流 踏雄 ・ 松田 幸子 ・ 兒玉 博信 ・ 久保山 博光(宮崎県弁護士会)
症例報告 その2
B-Tシャント術後の純型肺動脈閉鎖症の患児が不適切な採血操作により低酸素発作で死亡するに至った事例
安東 宏三 ・ 黒須 克佳(東京弁護士会)
症例報告 その3
左冠動脈回旋枝に対する経皮的冠動脈形成術中に発生した冠動脈穿孔による出血のため心タンポナーデとなり死亡した事案
木村 治子 ・ 森川 太一郎(兵庫県弁護士会)
症例報告 その4
高熱を発する男児(1歳1ヶ月)について、敗血症・細菌性髄膜炎との診断が遅れた結果、重度後遺症が残存した事例
増田 聖子 ・ 堀 康司 ・ 棚瀬 誠(愛知県弁護士会)
症例報告 短信
その1 前十字靭帯再建術後の対応を怠った件
その2 胃瘻チューブの交換ミスにより腹膜炎→死亡
その3 褥瘡の適切な発症予防措置・治療等がなされず、重症褥瘡発症により死亡
神奈川医療問題弁護団
嘱託日誌
第三次試案からさらに後退?~医療安全調査委員会設置法案(仮称)大綱案の問題点
園田 理(愛知県弁護士会)