2008年10月1日発行 通巻247号
ドクターインタビュー
ピアレビューを適切に行うには~医療事故調査会の活動を通じて養
聖霊病院 副院長
鈴木 満(すずきみつる)さん
鈴木先生は、名大病院に在職中、総合内科医として診療にあたるかたわら、学生の指導にも熱心に取り組んでこられました。
また、医療事故調査会のメンバーでもあり、風当たりの強いところに立ってこられた方です。今回は、医療の安全や質の向上、ピアレビュー(同僚評価)の問題を中心にお話をうかがいました。
ききて 加藤 良夫(愛知県弁護士会)
判決速報
急性心筋梗塞に対するPTCA施行の際に第一対角枝を左前下行枝と誤認し、過大な直径のバルーン及びステントを挿入した結果、冠動脈が破裂して患者が死亡した事例
大城 純市・仲宗根 忠真(沖縄弁護士会)
症例報告 その1
大腿骨頸部骨折に対してプレートスクリューによる接合術を実施した後、MRSA感染(院内感染)による敗血症性ショックを発症して死亡した事例
栗宇 一樹(第二東京弁護士会) ・ 菊 賢一(富山県弁護士会) ・ 鈴木 英之(第二東京弁護士会)
症例報告 その2
CTG上のnon-reassuringパターンの出現の把握が遅れた結果、急速遂娩術が遅延し、児に脳性麻痺が残存した事例
増田 聖子 ・ 堀 康司(愛知県弁護士会)
追 悼
ハードボイルドだった小山田先生との思い出
寺島 道子(大阪弁護士会)
嘱託日誌
医療安全文化の定着は「まだら模様」~事故調査制度の基礎に大きな不安
堀 康司(愛知県弁護士会)