センターニュース2009年5月号

2009年5月1日発行 通巻254号

ドクターインタビュー

お産を見つめ続けて半世紀

元日赤医療センター副院長

雨森 良彦(あめのもり よしひこ)さん

 

雨森先生は、非常に豊富な分娩の臨床経験から「お産の神様」ともいわれた産婦人科医でいらっしゃいます。これからの産科医療のありかたなどについて示唆に富むお話しを伺いました。

ききて 増田 聖子(愛知県弁護士会)

弁護士リレーエッセイ

ある産科事件と産科医療補償制度について

関哉 直人(第二東京弁護士会)

判決速報

オリーブ橋小脳委縮症(OPCA)により重度の嚥下障害のある患者を、褥瘡(床ずれ)治療のため入院させたにもかかわらず、頻回な痰吸引の実施等の適切な看護体制をとらなかった結果、院内で食事中、痰による気道閉塞により死亡させた事案

淡路 友起子(兵庫県弁護士会)

症例報告 その1

生後1カ月の児が乳児ビタミンK欠乏性の消化管出血を発症して虚血性脳梗塞に進展した結果、右片麻痺・体幹機能障害・知的障害が残った事案

増田 聖子・横山 貴之(愛知県弁護士会)

症例報告 その2

胸痛を訴えて受診した患者について、急性冠症候群を疑わせる心電図所見がありながら、鑑別診断を行わず帰宅させ、受診から5日後に患者が急性心不全で死亡したことについて、病院が謝罪し、再発防止を誓約して、和解した事例

棚瀬 誠・堀 康司・景山 智也(愛知県弁護士会)

書 評

米国アカデミー・医学研究所 著 NPO法人日本医学ジャーナリスト協会 監訳『医薬品の安全確保システム』FDA薬事規制改革への25の提言

中根 祐介(愛知県弁護士会)

嘱託日誌

死因調査分析モデル事業の現状と問題点

園田 理(愛知県弁護士会)