2010年5月1日発行 通巻266号
ドクターインタビュー
赤か黒か~遺族の想いと救急医の苦悩
兵庫医科大学地域救急医療学 特任教授
吉永 和正(よしながかずまさ)さん
吉永医師は、神戸大学医学部をご卒業後、一貫して兵庫医大の救急センターに奉職しておられる救急医療のエキスパートである。阪神淡路大震災やJR福知山線脱線事故の際も、救急医療の現場で活躍されたと聞いている。その貴重な現場体験を通して、救急医療さらには地域医療に関わる多くの問題について、数々の貴重な提言をしておられる。
ききて 東 幸生(大阪弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
医療過誤を扱う若手弁護士の所感
世戸 美真紀(岡山弁護士会)
判決速報
肥大型心筋症の持病を有していた65歳の男性が、胃癌疑いで内視鏡下胃粘膜切除術を受けている最中に心肺停止となり死亡した事案で、控訴審で440万円が認容されたケース
伊東 香保・岡崎 晃(兵庫県弁護士会)
症例報告・短信
【その1】 駆血帯の長時間使用で腓骨神経麻痺
【その2】 手術前日のバリウム検査で腸閉塞、死亡
【その3】 腸閉塞の保存的治療で穿孔、意識障害
【その4】 絞扼性イレウスの見逃しによる死亡事故
医療問題弁護団(東京)
症例報告
術後に手術部位感染が発生し、感染に対する治療が遅れ患者が死亡した事例
柴田 義朗・羽賀 康子(愛知県弁護士会)
情報センター日誌
モデル事業、5年間の総括と今後の課題
園田 理(愛知県弁護士会)