センターニュース2011年8月号

2011年8月1日発行 通巻281号

ドクターインタビュー

死因究明における法医の役割~個人にとって最後の医療

名古屋市立大学大学院医学研究科 法医学分野教授

青木 康博さん

 

平成21年から名古屋市立大学・大学院医学研究科法医学分野の教授を務めていらっしゃる青木康博先生にお話を伺いました。医学部での法医学教育事情、前任地の岩手県との比較を交えた司法・行政解剖、死因究明制度などについて語っていただきました。

ききて 景山 智也・堀 康司(愛知県弁護士会)

弁護士リレーエッセイ

広島医療問題研究会の活動状況

見之越 常治(広島弁護士会)

症例報告 その1

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)中、術者が吻合部位をカッティングバルーンで拡張したところ、冠動脈の穿孔をきたし、患者が死亡した事案

鈴木 利廣・五十嵐 裕美(東京弁護士会)

症例報告 その2

術後集中治療中のディプリバン(全身麻酔・鎮静用剤)のフラッシュ投与により、心室頻拍を来たし、低酸素脳症を発症して植物状態となった事案

池永 満・小宮 和彦・武藤 糾明・松下 真樹子・橋本 良実(福岡県弁護士会)

症例報告 その3

乳癌に対する術後療法が行われず多発骨転移・肺転移等が生じた事例

柴田 義朗・羽賀 康子(愛知県弁護士会)

書評

『沙彩は今も輝いて 小児科病棟の片隅に残された命のメッセージ』

多田 元(愛知県弁護士会)

情報センター日誌

日本医師会が「第三者的組織」創設を提言~よりよい制度に向けて「間口」の改善を

堀 康司(愛知県弁護士会)