2016年8 月1日発行 通巻341号
ドクターインタビュー
わが国での「子どもの療養支援」の広まり
国立成育医療研究センター こころの診療部
思春期メンタルヘルス診療科 医長
田中 恭子 さん
田中先生は、順天堂大学医学部を卒業後、同大学付属病院小児科に勤務され、2002年からイギリスDundee大学へ留学されました。その間に、小児患者の療養を支援する専門職であるイギリスの国家資格、Hospital Play Specialistを取得され、帰国後、日本でHPSと同じように医療を受ける子どもたちを支援する専門職を育成する活動を続けてこられました。そうしたご経験と共に、子どもの療養支援という視点から、日本の小児医療の現状や課題についてお聞きしました。
ききて 平原 興(埼玉弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
広島における法曹と医療従事者との相互理解を深めるための「広島医療訴訟連絡協議会」の取組について
工藤 勇行(広島弁護士会)
判決速報
胎児が出生後二日目に死亡した事案について、吸引分娩、鉗子分娩及びクリステレル胎児圧出法を実施した医師らに過失があるとされた例
中光 弘治(山口県弁護士会)
症例報告 その1
子宮鏡下筋腫切除術で子宮穿孔及び直腸断裂となった事例
柴田 義朗(愛知県弁護士会)
症例報告 その2
ワーファリンの投与量を増量した後、最初の血液検査において、PT-INRの値が目標値を上回っていたが、減薬指示等をしなかったため、患者が脳出血で死亡した事例
景山 智也・久保 晴男(愛知県弁護士会)
情報センター日誌
医療事故調査制度運用改善の具体的内容が明らかに
松山 健(愛知県弁護士会)