2017年1月1日発行 通巻346号
ドクターインタビュー
患者さんとの信頼関係からよりよい医療を実現する
独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院 呼吸器内科部長
野﨑 裕広 さん
野﨑先生は、大気汚染による公害健康被害が多い地域で、基幹病院の呼吸器専門医として、慢性気管支炎、気管支ぜんそく等の多数の患者さんの診療に長く携わってこられました。また、臨床試験を行う臨床研究支援センター長にも就任され、治験にも関与されています。そしてそこには、患者さんとの信頼関係を築くことを日頃から真剣に考え実践する姿勢が一貫しています。そのような先生の信念や日頃の診療における取り組みについて、お話を伺いました。
ききて 大辻 美玲(愛知県弁護士会)
判決速報
再生不良性貧血の患者の症状悪化を看過して、サンディミュンの投与再開が遅れて死亡させた事例
佐藤 欣哉・田中 暁・土田 文子(山形県弁護士会)
症例報告 その1
全身麻酔下での胃癌部分摘出手術の術後管理が不十分だったほか、突然呼吸停止となった際における救急救命蘇生手技も不十分であったため患者が死亡した件につき、勝訴的和解が成立した事例
向 和典・黒木 健太(鹿児島県弁護士会)
症例報告 その2
尿酸排泄薬の処方にあたり、血液検査(肝機能検査)を実施するなどの診療上の注意義務を怠ったため、患者が同薬剤の副作用である劇症肝炎に罹患して死亡した事例
増田 聖子・中根 祐介(愛知県弁護士会)
症例報告 その3
肺がんに対する胸腔鏡下右肺下葉切除術中の上縦隔リンパ節郭清の際に上大静脈を損傷し大量出血に至った結果死亡した事例
堀 康司・柄沢 好宣(愛知県弁護士会)
TOPIC
第38回医療問題弁護団・研究会 全国交流集会報告「医療問題弁護団・研究会 全国交流集会 in 神戸」に参加して
金田 健一郎(青森県弁護士会)
情報センター日誌
愛媛妊産婦死亡問題を患者安全につなげるために
堀 康司(愛知県弁護士会)