2021年9月1日発行 通巻402号
ドクターインタビュー
医療事故調査の先にある医療安全
国際医療福祉大学医学部 医学教育統括センター 教授
宮田 哲郎 さん
医療事故調査制度が施行されて5年以上が経過しています。医療事故調査はどのような手続で実施されるのか、またその課題や医療安全とは何かについて、医療事故調査・支援センターにおいてセンター調査を担当する総合調査委員会の委員長で、また、医学教育に熱心に取り組まれている宮田哲郎先生にお話しいただきました。
ききて 上村 裕是(大阪弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
「石川県医療事故相談センター」~その後
蕪城 哲平(金沢弁護士会)
症例報告 その1
全身麻酔で鼠径ヘルニア修復手術を受けた生後2か月の乳児が、術後に心肺停止し低酸素脳症による後遺障害を負った症例について、完全勝訴の裁判上の和解が成立した事例
海道 宏実(福井弁護士会)
症例報告 その2
先天性心疾患のある患児に鼓膜換気チューブ留置術を実施した結果、低酸素発作を引き起こし低酸素性虚血性脳症により死亡した事例
増田 聖子・大楠 善和・大辻 美玲(愛知県弁護士会)
症例報告 その3
予定帝王切開術により児を出産した妊婦が、児娩出後のプロポフォール投与直後から急激なSpO2の低下を認めて心肺停止となり、死亡するに至った事例
大杉 洋平(千葉県弁護士会)
情報センター日誌
既済件数が大幅に減少~令和2年の医事関係訴訟統計より
堀 康司(愛知県弁護士会)