2024年12月1日発行 通巻441号
ドクターインタビュー
患者とともに生きる医療
東京大学医学部 名誉教授
髙本 眞一 さん
今回は、東京大学医学部名誉教授の髙本眞一先生にお話を伺いました。
ご存じの方も多いかと思いますが、髙本先生は、「患者中心の医療」を第一に掲げておられ、日本心臓血管外科学会雑誌51巻5号259頁に掲載された論考でも、「患者中心の医療」と医療事故調査制度との関係について言及されています。髙本先生はどのような思いで「患者中心の医療」に向き合ってこられたのでしょうか。
ききて 柄沢 好宣(愛知県弁護士会)
弁護士リレーエッセイ
患者は医療現場で尊重され、主体的に医療行為に関わっていると言えるか
菊地 美穂(第一東京弁護士会)
症例報告 その1
癌の既往症を有する86歳男性が左腎尿管全摘術中に結腸穿孔を起こし、汎発性腹膜炎からの敗血症ショックで手術3日後に死亡した事案
宮城 朗・古賀 麻里子(東京弁護士会)
症例報告 その2
自由診療の飛蚊症レーザー治療(レーザービトレオライシス)により後嚢破損と外傷性白内障を生じ、人工眼内レンズ挿入を余儀なくされた事故
松井 菜採(東京弁護士会)・加藤 貴子(第一東京弁護士会)
症例報告 その3
妊娠高血圧腎症、子癇により厳格な母児管理を要する状態、さらに胎児心拍はレベル5に至っているにもかかわらずオキシトシンの投与を行い、出生した児に重度脳性麻痺の後遺症が残ったことについて、1億8500万円で示談が成立した事例
森藤 暢子(大阪弁護士会)・富永 愛(医師・大阪弁護士会)
情報センター日誌
続々・美容医療の適切な実施に関する検討会~「美容医療の適切な実施に関する報告書(案)」を公表
柄沢 好宣(愛知県弁護士会)